排卵してない

多嚢胞性卵巣症候群について

多嚢胞性卵巣症候群について

普段の生活はしっかりしているのに排卵がスムーズにいかないことがあります。

その場合は病気が原因で排卵障害になっている可能性が高いです。

原因となる病気も多々ありますが、その一つとして多嚢胞性卵巣症候群が挙げられます。

その多嚢胞性卵巣症候群について

・基本説明と症状

・原因

・治療法

この3点から説明します。


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基本説明と症状について

妊娠に必要な卵子がつねに子宮内に存在しているわけではありません。

卵子は卵胞という袋に包まれており、卵巣の中にいます。

女性ホルモンの分泌により卵子が成熟すると卵胞が破れて卵子が放出されます。

これが排卵です。

多嚢胞性卵巣症候群は卵巣の成長が遅く、排卵されないため卵胞が卵巣のなかに溜まっている状態のことを言います。

排卵障害の原因で多嚢胞性卵巣症候群が多く、20代~40代と幅広い年代の女性が発症しています。

症状はまず定期的な排卵が起きないこと。

原因が男性ホルモン増加の場合ですが、毛量の増加、にきび、声の低温化。

体重増加と不正出血が起こります。


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原因について

残念ながら現在の段階では確実な原因は判明されていませんが、分泌異常と代謝異常の説があります。

まず分泌異常ですが卵子の成長には黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンの2つのホルモンが必要です。

この2つの分泌バランスが不安定になってしまうことです。

次に代謝異常ですが、これは糖分の代謝異常のことを言います。

普段の食生活でたくさんの糖分を摂取します。

これを分解するのがすい臓から分泌されるインスリンです。

このインスリンの増加に伴い、男性ホルモンが増加してしまうことで発症してしまうことです。


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治療法について

原因と同様に多嚢胞性卵巣症候群の根本的治療法は発見されていません。

現在の多嚢胞性卵巣症候群治療のほとんどが排卵誘発剤を使用する薬物療法です。

まずはクロミフェンという誘発剤を使用しますが、それでも効果がない場合はhMG-hCG療法という注射を用いた治療法に移ります。

これは排卵誘発の効果が高いのですが、その反面副作用が発症する危険性も高まります。

その他にも内視鏡で卵巣に穴を開けて排卵を促進させる方法もあります。

行われる治療法は医師が病状により決定します。


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多嚢胞性卵巣症候群のまとめ

多嚢胞性卵巣症候群について

・基本説明と症状

・原因

・治療法

この3点から説明しました。

予防法については糖分の代謝により発症するため、甘いモノを控えることが有効です。

ただ女性は甘いモノが好きなので、結構大変ですよね。

また早期に発見することも重要ですので、少しでも違和感があったら医師に相談しましょう。

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